2)1回目摺漆
①摺漆
タンポに漆をつけます。
木地に漆を摺り込みます。
漆が十分浸透するようにたっぷり摺り込みます。ここで漆の摺り込みが薄すぎると最終的な仕上がりが白っぽくなってしまうので注意が必要です。
10分から15分ほどそのままにして、漆が浸透し終えるのを待ちます。
2回目の漆を摺り込みます。刷毛塗りを施す要領で、力を抜き漆を軽く運ぶように塗るのがコツです。
②拭き上げ
摺紙で丁寧に拭き上げます。
塗りムラにならないように気を付けます。
③漆風呂
前もって用意しておいた段ボール風呂に入れて乾かします。
内側と底の部分に水で絞ったタオルや木綿布を敷き込みおよそ温度20度、湿度80%を目安に調整します。
作品が廻りの水分に直接触れないように格子状に組んだ木に載せ、フタをして一昼夜おいて乾燥させます。
一昼夜おいて乾燥させました。
作品を手で触れてサラサラと音を感じれば乾いています。
④素地磨き
はじめて漆を吸い込んだ木地は、木肌を起こし面が荒れ毛羽立つので、木地磨きをして滑らかに整えます。
#600の耐水ペーパーに水を付けて研ぎます。
#800、#1000と順次細かいペーパーで滑らかに整えます。